派手なタトゥーも一度で消せる?タトゥー除去における皮膚移植とは

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最近では、おしゃれ感覚やファッションの一部としてタトゥーを入れる方が増えています。
しかし、就職や結婚、出産などを機にタトゥーの除去を考える方も多くなっているようです。

タトゥーはファッションとして若者に馴染んできている部分もありますが、どうしてもあまり良くない印象を消しきれないのも事実です。
ワンポイントの小さなタトゥーが入っているだけでも、温泉やプールには入ることができないことから、世間からの印象が悪いことがわかりますよね……。

しかし、タトゥーを除去するにしても広い範囲の除去が不可能な方法や、治療完了まで何度も治療を受けないといけないもの、傷跡が目立ってしまうものなど自分の理想の治療法を探すのもなかなか大変ですよね。
タトゥー除去にも様々な方法がありますが、今回は皮膚移植によるタトゥー除去法について詳しくみてみましょう!

タトゥー除去における皮膚移植とは

皮膚移植とは、タトゥーの入っている皮膚を切除し、お尻や太ももなどの皮膚を採取し移植する方法のことをいいます。
この方法は、広い範囲のタトゥーを除去するのに適しています。
また1回の治療でタトゥーを切除したい方にもおすすめの方法です。

しかし、皮膚移植ではタトゥーが入っている部分と皮膚の採取部分の2ヶ所に傷跡が残ってしまいます。
また、傷が治るまでに時間がかかると言われています。
傷の治りの早さよりも、すぐにタトゥーを除去することを優先に考えている方に向いた手術と言えるでしょう。

タトゥー除去術では、方法によっては除去できる色が限られることがありますが皮膚移植ではカラフルなデザインのタトゥーの除去も可能です。
また、線彫りでも余白部分の皮膚を残すことなくタトゥー全体の皮膚を切除し移植するため、色の入った絵柄でも線彫りでも治療方法は変わりません。

皮膚移植によるタトゥー除去術には様々な方法があるため自分にあった方法を探すことが大切です。
どのような方法があるのか詳しく見てみましょう。

タトゥー除去における皮膚移植の種類

全層植皮

表皮と皮膚の深い部分の真皮の両方を切除し、タトゥーを切除した部分に移植する方法です。
移植する皮膚が厚いため着生しづらいというデメリットがありますが、着生すると通常の皮膚の質感に近くなると言われています。
しかし、真皮まで切除するため狭い範囲のタトゥーにのみ適しています。
移植皮膚の色素沈着をできるだけおさえたい方、関節部で伸縮する皮膚が必要な方におすすめの方法です。

分層植皮

表皮のみを切除し、タトゥーを切除した部分に移植する方法です。
全層植皮と比べ、着生しやすいという特徴があります。
健康な皮膚を採取した部分はかすり傷のような状態になると言われています。
そのため、怪我をした時のように傷口が茶色く色素沈着してしまうのがデメリットの一つと言えるでしょう。
ですが、広い範囲のタトゥーを除去することも可能なため、皮膚移植によるタトゥー除去法では分層植皮が一般的な手術方法です。
さらに、分層植皮には細かく分けて3種類の方法があります。

シート植皮

採取した皮膚をそのまま移植する方法です。
3種類の中で比較すると移植部分が最も綺麗に仕上がります。
この方法では、タトゥーのサイズと同じサイズの皮膚を採取する必要があるため、広い範囲のタトゥーには向いていません。
サイズの小さなタトゥーをより目立たないように綺麗に除去したい方におすすめの方法です。

パッチ植皮

採取した皮膚をパッチワークのように細かくして切除部分に移植する方法です。
この方法は、シート植皮の次に綺麗な仕上がりになると言われています。
小さくカットした皮膚をたくさん貼り付けるイメージのため、一部の皮膚に異常が起きたとしても移植部分全体がだめになってしまうということがありません。
シート移植は仕上がりが一番綺麗ですが皮膚に異常が起きた場合、移植部分の皮膚全体に異常が出てしまうというデメリットがあります。
仕上がりの綺麗さは劣りますが、シート植皮のデメリットをカバーすることができるのです。

メッシュ植皮

採取した皮膚をメッシャーという特殊な機械でメッシュ状にしたものを引き延ばして切除部分に移植する方法です。
シート植皮・パッチ植皮・メッシュ植皮の3種類の中で最も着生率が高いと言われています。
また、メッシュ状にした皮膚は元々の大きさの約3倍に引き伸ばすことができるのです!
そのため、採取する皮膚の量を最小限に抑えることが可能です。
ただし、仕上がりがうろこ状になるという特徴があります。
この方法では、採取する皮膚の量を最小限に抑えながらも、広い範囲のタトゥーを除去することができるため皮膚移植ではこの方法が最も多く用いられています。

タトゥー除去における皮膚移植の費用・ダウンタイム

タトゥー除去にかかる費用はどれくらいかご存知ですか?
タトゥーを入れる時の値段を目安に予想を立てている方も多いのではないでしょうか。

除去するときも入れる時と同様、サイズによって値段に差があります。
タトゥーを入れるときは、ワンコインサイズで約1万円、ハガキサイズで約3~5万円が相場です。
気になる除去にかかる費用は、1cm×1cmのサイズで約2~7万円と言われています。
ハガキサイズだと、約30~60万円が相場だと言われています。
なんとタトゥーを入れる時の約10倍の費用がかかるのです!
一度の治療で広い範囲のタトゥーを除去できるとても魅力的な治療方法ですが、魅力的な分多額の費用がかかってしまうのです。

ダウンタイムは、サイズや体質などにより個人差がありますが約1週間~1ヶ月程度と言われています。
手術後はガーゼなどの保護が必要となりますが、保護が必要なくなるまでに2週間程度、傷口の色が落ち着くまでに半年~1年程度かかるそうです。
皮膚移植ではタトゥー除去部分と皮膚採取部分の2ヶ所に傷が残ってしまうため綺麗になるまでに時間がかかってしまうのです。

自分にあった治療法・クリニックを探そう!

広い範囲のタトゥーを一度の治療で除去できるのはとても魅力的ですよね。
急な予定がたってしまい早急にタトゥーを除去しなければいけない状況の方にもおすすめの方法です。

皮膚移植はメリットが多くとても魅力的なタトゥー除去法ですが、多額の費用やリスクなどのデメリットももちろんあります。
メリットもデメリットもしっかり理解した上で手術を受けるようにしましょう。
また、皮膚移植といっても様々な方法があるため、より自分の理想にあったものを選ぶことが重要なポイントです!
自分の判断だけでなく、カウンセリングで直接先生に相談してみるのも大切です。

皮膚移植はタトゥー除去法の中でもテクニックの必要な手術だと言われています。
クリニックに足を運び信頼のできるクリニックかを知ることはもちろん、過去の症例や口コミなども参考にし慎重にクリニックを選ぶようにしましょう!

この記事の監修医: 東